2012年5月16日水曜日

ベトナム ローカルごはん事情

  ベトナムでは何を食べているの?
 ここホーチミンでは、ベトナム料理だけでなく、日本食、イタリアン、中華・・・大体のものは食べることができます。ベトナムの食事といえばフォーのイメージがありますが、実は、日本と同様に、ベトナムもご飯が主食です。加えて、意外なことに、朝食はパンとコーヒーの組み合わせがとてもポピュラーです。これら食文化には、ベトナムを統治していた中国やフランスの影響が強く残っているのでしょう。
今回は、たくさんのベトナムの食事の中から、私たちが最も頻繁に食べている安くて美味しいローカルフードをご紹介します。

ho(フォー)

 まず、ベトナム料理の代表的な麺であるフォー。至る所に、「PHO」の看板を掲げた露店や屋台があります。中には、道端にプラスチックの椅子と机を置いただけの即席食堂もみられます。お店の人にオーダーをすると、鶏や牛でだしをとった、あっさりしたスープに麺を入れ、これに牛肉等が具材としてのったフォーが出てきます。これに、テーブル上にあるライムを絞り、香草やトウガラシ、チリソースを入れて自分の好みの味にして頂きます。大体のお店にはフォーの他にも、ブン(米粉でできた太めの麺)、ミー(中華麺)も用意されており、麺によってスープも異なるため、様々な麺料理を食してみてはいかがでしょうか。価格はVND15,00030,000(¥60120)。 

フォーを販売する屋台
美味しいフォー

②Bánh mì(バインミー) 

 バインミーとは、ベトナム風サンドイッチのことです。街中に、たくさんの屋台があり、手軽に食べることができます。ベトナムでは、朝食として通勤・通学途中に購入する人の姿を多く見かけます。フランス風のバゲットに、ハムやミートボール、卵等をメインとしてはさみます。これに、生野菜となますを加え、香草やチリソース、シーゾニングソースで味つけをします。ベトナム語が話せない場合は、身振り手振りで入れてほしい具材を伝えましょう。価格はVND7,00030,000(¥28120)と具材によって異なります。

通勤途中に購入

③Com Binh Danの定食
 
 ベトナムでよくみられるCom Binh Danという大衆食堂があります。昼食、夕食時にあいているお店が多いようです。店頭にならぶ数種類の料理の中からおかずを選んで注文すると白ごはんと日替わりの野菜スープを付けて出してくれます。パックにつめてもらえば、持ち帰ることも可能です。おかずの内容は豚肉の角煮、魚の煮つけ、鳥の炭火焼き、焼きナス、野菜の炒めもの等、庶民の味ですが、日本人の舌にもよく合います。価格はVND18,00040,000(¥72160)と、こちらは頼んだおかずの品数によって異なります。

私のお気に入りは豚の角煮と味付き卵

    飲み物
(a) ベトナムコーヒー
 定番コーヒー。濃厚なため、氷を解かして薄めたり、練乳を加えたりして飲みます。日本人にとっては抵抗がある程、甘いです。

(b) Sinh T(シントー)
 ミックスフルーツジュース。果物、氷、練乳、砂糖を加えてミキサーで混ぜます。種類は、マンゴー、ドラゴンフルーツ、アボカド、パッションフルーツ等。日本ではめったに食べられない果物を使ったものもあり、それらに挑戦してみるのも一つの楽しみ方です。

(c) Chè(チェー)
 タロイモやココナッツ、もち米を使った液に、豆や果物、イモなどを加えた甘い飲み物です。移動販売が多くみられ、それぞれ使われる食材の組み合わせが異なるため、飽きません。

いかがでしたしょうか。ベトナムの食事は手頃で、美味しく、魅力的です。
こちらにお越しの際は、ぜひローカルの食事にも挑戦してみて下さい!

 
溝下万里恵
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