2013年6月14日金曜日

留学生活を充実させるための3つの方法


皆様はじめまして、こんにちは!
ハバタクアソシエイトの菅原詩織です。

ご縁があって先月からハバタクに関わっております。
まだまだ不慣れですがこれからよろしくお願いいたします。
今回は第1回目ということですので軽く自己紹介をさせていただきます。


*自己紹介 



平成3年、宮城県仙台市で誕生(杜の都仙台)。
初恋は5歳。片思いの彼に「しーちゃんってオレのこと好きなんだろ」と言われ冷める。
高校卒業後、念願かなってついに上京。現在外語大でベトナム語を専攻。

ちなみに決まって聞かれる『何故ベトナム語を専攻しようと思ったか』ですが、理由は3つです。
  • 第一に声調言語を学びたかったこと。
  • 歴史に興味があったこと。
  • 東洋のパリとも言われるヨーロッパの雰囲気とアジア独特の活気溢れる国に心惹かれたこと。



入学当初は何もかもか新鮮でとにかくやる気に満ち溢れていたのですが、ある時ふと私は何故ベトナム語をやっているんだろう・・・と疑問に思った時期がありました。(この時期はベトナム語を専攻した学生なら一度は経験するはず)

そんな中、このままではいけない。とりあえず行ってみよう!と思いドキドキしながら往復航空券を買い、地球の歩き方とやらを片手にバックパックを背負い一人で東南アジアに旅立ちました。



しかしベトナム入国から3日目。
ホーチミンから少し離れたビーチリゾート、ニャチャンで私はバイクに撥ねられました。
搬送先の病院は、小さな小さな町の診療所。
ベトナムで約2週間の入院生活を送る中さまざまなベトナム人に出会い、病院のベットでもやもやと色んなことを考えました。やる気の無い医者、点滴も打てない看護師、医療設備・・・この時は正直ベトナムの嫌な部分ばかりしか目につかず、何度も国自体を嫌いになりそうになりました。

けれども無事日本に帰国した後考えを整理し楽天的な私は、
これ以上のハプニングは無いだろう。どうせならもっとこの国を知りたい。もう一年間住んでみよう。と留学を決意しました。

 

*ハバタクインターンのきっかけ



ということで昨年から今年の2月末までベトナムに丸々一年留学をしていたのですが、
そのころはハバタクについてあまり知りませんでした。きっかけは帰国間際に大学の先輩である望月さんに小原さんを紹介していただいた事。
一歩外に出ると「日本人の英語のできなさは異常」と言われ、国内からは「最近の若者の内向き志向だ」と言われなんだか悔しさと感じていたため、
和僑プロジェクトの詳細を聞いたときはコレだ!と思いインターンをお願いしました。


今後は留学経験を生かし、ハバタクベトナムを中心とした和僑プロジェクトもお手伝いさせていただこうと思っています。


ところで、
留学は私たち学生にとって一番身近な、世界にハバタク方法ではないでしょうか。
これから留学を控えている学生さんにアドバイス、と言うとなんだかとても上から目線で偉そうなので今回は私が留学生活の中で気をつけていたことをお話します。参考にしていただけたら幸いです。



*留学生活を充実させるための3つの方法



①現地の友達をたくさん作る
長期滞在となると次第にホームシックになったり、日本語を話したくなったりしてくると思います。でも日本人とつるんでばかりいては何のために留学に来たのかわかりませんので、休みの日はできる限り現地の友達と遊ぶようにしていました。持論ですが私はこれが一番語学の上達につながると思います。
ただ机で勉強するのは日本でもできるので、休みの日はとにかく外に出て、カフェの店員さんと話したり、できるだけ人と話すようにしていました。
しかし日本人だからこそ相談できたり共感できる部分もあると思うので、ストレスは抱え込まず適度につきあうことも大切です。さらに海外では日本ではなかなか出会えないような企業家さんや大企業の方とお話をする事も沢山あるので、学生さんはそういった素敵なチャンスも大切にしてください。


②恥を捨てる
ご存知の方も多いかと思いますがベトナム語は声調言語なので、一つの言葉でも読み方によっては全く意味が異なります。ちなみに中国は四声ですがベトナム語は六声・・・ですので声調がしっかりできていないと全く通じません。
観光客の多い場所ならまた別ですが、ある時田舎でお前は何語を話してるんだ、何言ってるかわからないと言われ心をバキバキに折られた事があります。しかし始めから上手なら留学する必要なんてないなとそこは開き直り、失敗を恐れずに積極的に話すようにしました。
恥や変なプライドは早めに捨てるべきだったなと私は少し後悔しています…。わからなければ聞けばいいだけですし、間違ってもどの国でも現地の人は優しく教えてくれるはずです。


③異文化を楽しむ
日本人である以上、長期滞在中に必ずその国の文化に理解を苦しむ瞬間はあると思います。しかしその違和感に嫌悪感を持つのではなく、何でも違いを受け入れて楽しむようにしていました。そうするとストレスも一気になくなり、海外生活がさらに楽しくなりました。



せっかく留学するチャンスと時間があるならば、
とりあえず一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
海外に出てみるとさまざまな出会いや発見があるのは間違いないです。
私自身海外に一年間住むことで改めて日本の良さを再確認できたことも大きな発見の一つでした。もし日本でだらだらと学生生活を続けていたら、今ほど日本の素晴らしさに気づけなかったと思います。



なんだか結果的に偉そうになってしまいましたが...
私が一番に伝えたいことは、海外に出る=可能性を広げる ということです。
今年は日本を拠点に新しい事に挑戦しつつ、
ハバタクアソシエイトとして日々成長していきたいと思っています!
今後ともよろしくお願いします。


長々とお付き合いいただきありがとうございました!


                                        菅原詩織
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2013年6月12日水曜日

ハバタク!将来に向かって、ボーダーを越えて


みなさんこんにちは!そしてはじめまして!

ハバタクで修行中の関根涼です^^

現在は大学4年生(本当は半期の休学を挟んでいるためいわゆる5年生です。笑)で、今年の秋からカナダのバンクーバーで1年半ほどの留学を予定しています。

一般的な大学生と比べて、とても長〜く大学生をやってしまうことになりそうです^^;
ハバタクでは、この4月から主にと和僑プロジェクトとRikejoプロジェクトの広報に携わらせていただいています!

インターンとはいえども、自分たちの意見がかなりプロジェクトに反映されるので、とても楽しく頭を使いながら活動させていただいています!

それでは少し自己紹介としまして、私がハバタクに関わらせてもらうようになった経緯を話していきたいと思います!

ワークキャンプメンバーと熊本観光




◆Before ハバタク
〜「出会い」「気付き」にあふれたワークキャンプ

私にとって間違いなく、自らの価値観を、また将来に対する考え方を変えた経験となったのが、ワークキャンプです!

ワークキャンプってなんぞや?と思われる方も多いと思うので簡単に説明すると、
「合宿型のボランティア」で、さまざまな国のさまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが、ニーズのある現地に滞在し、地元の人々とも交流し、寝食をともにしながらボランティアをします。

それまで自分は外国人と関わる機会はほとんどなく、日常的な視野も国内、もっといえば大学内に限定されていました。

「このままではいけない…」という気持ちは持っていましたが、何をすればいいのか分からない。

周りが就職活動などで将来のことを考えて行く一方で、将来に対する目標を何も抱けない自分をとても情けなく思い、同時に焦りを覚えました。


そんな最中、何気なしにネットサーフィンをしていたときに見つけたのが「ワークキャンプ」でした。

それまでボランティア経験もないですし、本格的に英語でコミュニケーションを取ったこともありませんでしたが、

何かの運命で出会ったいろんな国のいろんな特徴を持った人たちと、一緒に生活し、一緒に同じゴールを目指して試行錯誤する。

今まで経験したことのない「何か」に触れることができるのではないかと思い、ワークキャンプへの参加を決めました。



マレーシアのオーガニックファームの宿舎
今までワークキャンプは国内4地域、海外2カ国に参加しました。

その中でとてもいろいろなことを感じ、そして多くの気付きがありました。


その中でも特に2点あって、

一つ目は、「多様な価値観のなかで生活をするって楽しい!」ということです。

それまでは、学校のコミュニティー、サークルのコミュニティーの中で生活してきて、その分周りと自然に
意気投合できる部分もありますが、やはり価値観というのも似通ったものになります。

私は割とポジティブではないタイプの人間なのですが^^;、 その限られた価値観の中でうまくいかないことがあると、とことん沈んで、自己否定へと走ってしまう節がありました。

しかし、もっと多様な価値観の人たちと一緒に生活できたことで、「こんな考え方があるんだ、面白い!」となったり、あるいは「自分も意外とこんな良いところあるんだ!」という気付きがありました。


そして二つ目は、「世界の国々にも日本国内にも様々な解決すべき問題がある」ということです。

基本的にボランティアが行われる場所というのは、地域に解決したい課題があり、マンパワーを必要としているところです。

ワークキャンプを通じて世界の国々にも、日本の国内にも解決しなければいけない課題はたくさんあるということに改めて気付かされました。

これは実際にその地域に赴いたからこそ気付けたことであり、日頃何気なく生活しているだけでは、それが「自分事」にはなりえないということも同時にわかりました。

世界各地のメンバーがワークキャンプに参加する

◆Meet ハバタク

その後も紆余曲折はあったのですが、自分のなかで
「もっといろんな国の人がいる環境に身を置いて生活をしたい」
「世界や国内に存在するさまざまな社会問題を解決するためのスキルを身につけたい」という思いが強くなりました。

周りから遅れてしまいながらも、バンクーバーで勉強をしたいと思ったのには、このような経緯がありました。

その留学までの間に、何か自分の問題意識に沿った組織でインターンシップをしたいと思い、知り合いの方から紹介を受けたのが「ハバタク」でした。

「国境を越えたチャレンジの場を提供し、世界中の人々と未来を共創できる次世代リーダーの育成」をコンセプトとするハバタクの「和僑プロジェクト」は、
「チャレンジ」するためにこれからバンクーバーへ留学する身である自分にまさにマッチしたものであると思いました!


◆今後にむけて
〜「ハバタク」の精神とともに

ハバタクのインターンとして活動していくなかで、自分のできないことがたくさん見えてきて、やはりまだまだだな〜と痛感する日々です。

しかし、一緒にプロジェクトを進めてくださっている長井さんが、

さまざまなスキルを教えてくださるのはもちろんのこと、
知的好奇心を刺激する話をしてくださったり、自分自身の問題意識を語ってくださったりするので、とても楽しく充実した時間を過ごせています。

ハバタクと多く関われるのは今年の秋に留学に行くまでの期間になってしまうかもしれません。

しかしハバタクが大事にする、チャレンジする精神であったり、いろんなボーダーを越えるような体験を積極的にしていきながら、将来に向かってハバタいていきたいと思います!
ベトナム、ハロン湾

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2013年6月11日火曜日

外に踏み出すこと、自己紹介に代えて


みなさん、初めまして!
今年の4月からハバタクベトナムでインターンを始めた、旭泰広と申します。

今回初めてのブログ投稿ということで、自己紹介をと思ったのですがせっかくなので簡単な自己紹介に加えて最近考えたことを少し紹介できたらと思っています。自己紹介がおまけみたいになってしまう気がするのですが、気にしないで書き進めます。


1、自己紹介


さあ、まず自己紹介ですね。私は今、大学3年生でホーチミンに留学しています。一応、交換留学という形で来ているので学年は進みます、進むはずです、進まないと困ります
大学は東京外国語大学で、今はホーチミンの人文社会科学大学でベトナム語を学んでいます。



(私の通う大学の様子)

と、ここまで話すと十中八九尋ねられます。「どうしてベトナム語を選んだのですか?」と。外大に入った以上死ぬまでこの呪縛からは解かれないらしいのですが、もうすでに死ぬほど聞かれた気が。ということで、ここでも答えておきます。簡単に言うと経済です。





(ホーチミン中心部の夜景http://sugo-blog.com/?p=1870より)


ベトナムはポストチャイナの地位を得られるのではないか、といわれるほど、経済発展を続けています。したがって、日本の企業の進出も著しいものがあります。つまり、ベトナム語ができれば武器になる!ということですね。もともとセンター試験の成績が満足できるものではなく東南アジアの言語の中で選ばなければならなかったのも事実です。そんなに深く考えずに選んだベトナム語ですが、今では「選んでよかった」とつくづく思っています。後悔はありません!



ところで、出身は大阪です。
実はホーチミン、圧倒的に関西人勢力が関東人勢力を上回っています。なので、こちらでは関西の方とお会いすることが多いのですが、その時これまたよく聞かれることがあります、「どうして大阪大学とか関西の外国語学部ではなく東京にしたのですか?」。これには明確に理由がありました。東京にすら行けないのに、海外に行けるわけがないという持論です。(あくまで持論です!)



次は、インターンを始めた理由ですね。今回は理由ばかりを集めていますね。よくよく考えると自己紹介は理由の塊なのかもしれません。他の人と違うことをするからには理由があり、他の人と違うところを紹介するのが自己紹介なのですね。
はい、で、インターンを始めた理由は大きく二つあります。まずひとつめは、大学に入ってから本気で何かに打ち込む機会がほぼ皆無だと感じたからです。そして、もう一つが将来何をするのか考えるためです。
とまあ、こんな感じで大学に入りホーチミンへと留学に来たわけです。

      (ハバタクメンバーと。 一番左が私です)        




2、最近感じたこと

突然ですが、みなさんは「世にも奇妙な物語」はご存知ですか?「知らない」といわれても番組自身の説明をするときりがないのでそのまま進みます(ごめんなさい)。それぞれの話にオチがあり、深い意味が込められた作品が多いので私はこの番組が好きです。その中で「13番目の客」という話はご存じでしょうか?この話を先日見て、いろいろ考えさせられたので、少し紹介したいと思います。


“あるワンマン社長がいました。すべて自分で仕切ってしまうような社長が。しかも、やり手の社長で会社は儲かっています。
その社長が車を走らせていると、道端に「理容室」がありました。入ってみると、全く客がいないわりに、店員は13人もいました。髪を切り終えお金を払おうとすると、店員は見向きもせず店長にあいさつをしています。「ありがとうございました」「お疲れ様です」。店長はとても神妙な顔をしながら門の外へと進みました。
社長はそんな店員の態度に怒りをあらわにしながら、店を後にしようとします。そして、門を出ようとした瞬間。

足が前に出ません。どう頑張っても、店の敷地の外に出られなくなってしまいました。そうです、ここで働いている13人はもともと客として来店し、出られなくなった人たち。
一人が説明をします。「この店は秩序立っています客が一人来るたびに、一番長くいるものが店長として髪を切り、切り終えると外に出られる。他のものは、客が来るたびに一つずつ地位が上がっていく。」
客は1か月に一人来るか来ないか。出るまでに約1年かかります。最初は反抗していた社長もこの秩序だった世界になじんでいきます。

ある時、先輩の一人が説明します。「誰でも、新しい生活や初めての文化に接すると4つの段階を経験するそうなんです。はじめは好奇心。見るもの聞くものなんでも楽しい。そして、第二段階目、不満が起きる。3段階目、後から来た者への知ったかぶり。4段階目になってようやく、その文化を理解し、自分のものにする。つまり、そこの『住人』になるんですよ。でも、実はそのあとにもうひとつの段階が待っているらしいんです。私はまだ、ここを出ていないのでわからないのですが。」

月日を経て、ようやくその日が来ました。社長が外に出られる日。店長として13番目の客の髪を切り終えた社長は、他の店員に見送られながら門の外に踏み出します。そこに、一本の電話が。部下からでした。一年前のあの日に話していた内容。日にちを聞くと1年前のあの日。時間は進んでいませんでした。しかし、社長は部下と話をすることができませんでした。電話を捨て、もと来た道を戻ります。しかし、もうあの理髪店はありません。ただ門が残るだけです。「もう一度なかへ入れてくれ」社長は叫び続けました。“



この話はここで終わりです。ネットでも名作だと言われているこの作品ですが、本当のオチの意味は作者にしかわかりません。


しかし、私はこの作品のメッセージが「後ろを向くな、前に進め、外に出ろ!」というものだと感じました(留学中に見たので余計にそう感じたのかもしれませんが...)人は常に5段階目にいて、自分が所属していた前の秩序を思い出し、戻りたいと願っているのです。
安定した自分にとって心地の良い秩序が恋しく思います。社会人は大学時代を懐古し、大学生は高校時代を
しかし、この段階に居続けても何も生まれません。
もう一度、1段階目から4段階目を目指さなければなりません。常に新たな世界にいないと成長できないのです。ハバタクの理念にも近いものがあるはずです。


と、偉そうなことを書いてしまいましたが、とにかくどんどん新しい世界に踏み出して行かなければならないと改めて考えさせられた作品でした。

10年前に帰りたいと言ってはいけない、なぜなら今のあなたは10年後から帰ってきたのだから」

ソースは忘れましたが、私の好きな言葉の一つです。常に成長できる新たな世を探し続けたいものです。


旭 泰広
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